ニューカレドニアへ

12月に日本から8時間のニューカレドニアへ。さらにそこから飛行機で30分の離島のイル・デ・パン島に滞在してきた。

天国に一番近い島として有名なニューカレドニア。きっとすごく遠いところなんだろう、と勝手に想像していたのだけれども実際の飛行時間はアメリカやヨーロッパに行くのと変わらない。むしろ8時間なので短いくらいだ。

フランスの方々はちょうど地球の反対側にあたるとのことで成田空港は乗り継ぎ地点に当たる。フライトは24時間になるらしい。エアカランはそんなわけでフランス人がたくさん乗りあわせていて飛行機にのるとすぐにフランス語圏になる。

8時間のフライトを経てニューカレドニアへ到着。イル・デ・パン島へのフライトまでしばらく時間があるので市内観光へ。ずいぶんとのんびりしたところへきたものだなあ、といった印象。南半球は夏真っ盛りで冬の日本からきたことを一瞬にして忘れてしまう。

夕方にさらに30分の国内線の乗り継ぎをしてイル・デ・パン島へ。地方空港を絵に描いたようなシンプルなつくりの空港。スーツケースはターンテーブルで回ったりしない。市場でせりにだされるかのように載せ台の上に置かれていく。

スーツケースを受け取って車に揺られることを20分。背丈の低い樹木が生い茂るジャングルが道の両側に広がっている。ジャングルの中の地平線まで続く1本道をすすんでいく。

20分ほどのあいだにおよそ曲がり角は2回ほどしかない。道程の中ほどで一回、ホテルの近くで一回。暗くなった車窓に忽然とライトアップされた橋があらわれ、どうやらホテルについたらしいことがわかる。

ホテルのために道路をつくったのではないだろうか?と思わせるようなところである。夕方のフライトだったから夜はとっぷりと暮れている。バンガローに行くまでも敷地内は暗い。驚くほど静かで、虫の音しかしない。ときおり聞こえる波の音。

30分ほどで歩いていけるピッシンヌ・ナチュレルという天然プールへ。シュノーケルでちょっと潜れば熱帯魚の水槽をひっくり返したような世界が目の前に広がる。魚はサンゴ礁のまわりで気持ちよさそうに過ごしている。すいすい泳いでいたりもぐもぐと餌を食べていたり。潮の流れに身をまかせて気持ちよさそうだ。海に浮かんで水中を眺めているだけでぜんぜん飽きない不思議な時間が流れていく。

南の島のゆっくりとした時間に身をまかせていると身体のすみずみまでほぐれていく。ポリネシアの気候は穏やか。人もほんとうにのんびりしている。東京の時間、イル・デ・パンの時間。同じ24時間とは思えない時の流れを堪能してきました。