ノカンウイ島ツアー

ニューカレドニアの続き。

イル・デ・パン島からさらに離島へ。川でいえば中洲。海の沖に忽然と姿をあらわす白い砂の島。それがノカンウイ島である。ガイドブックによればこのあたりも世界遺産である。

モーターボートで向かうこと60分くらいであろうか。出発してしばらくサンゴ礁を崩さないように島の周りをすすみ、とあるところでサンゴ礁が開いているので隙間を縫うようにして沖合へ向かう。そこから一気に加速する。けっこうなスピードで沖へ直進する。かなり揺れて風もすごい勢いで迫ってくる。しっかり手摺りにつかまっていないと振り落とされそうな勢いなのだった。Tシャツにかけていたサングラスは海の中へ飛んでいった。けっこう気に入っていたんだけどなあ。。。

島沿いの風景は特徴的な杉の木に青い海が広がる、イル・デ・パンならではの素敵な風景。水がエメラルドグリーンで透き通っている。モーターボートの軌跡と白い飛沫のコントラストが冴える。

沖合に白い砂の島が見えてくる。目的地のノカンウイ島である。上陸するとけっこう大きいことがわかる。浅瀬が続いており、別の島にも歩いていける。潮の具合によって行けたり行けなかったりするのだろう。向こうの島には潅木が生えている。なぜこっちの島には生えないのだろう?と不思議。

ノカンウイ島の周りは浅瀬の海が広がっており、シュノーケルを楽しむことができる。魚はときおり気持ちよさそうに群れをなして泳いでいく。昨日食べたカルパッチョになりそうな平べったいお魚たち。

2~3時間の滞在で島をあとにする。360度透き通った青い海に囲まれているという現実離れした世界に後ろ髪を引かれながら出発。

イル・デ・パン島に帰る前にランチの寄り道で別の島へ。横から見ると背の高い杉の木が島の片側に群生しており、まるで歯ブラシのように見える。そのまま島の名前になったというシンプルなネーミング。それがランチのために寄ったブラシ島。

ランチタイムできたはずなのだが待てども待てどもランチは出てこない。なかなか待ち遠しい。伊勢海老を焼いたり準備はしているようなのだが、、、そこにはのんびりした時間が流れている。
でてきたのは伊勢海老のグリルと60センチはあろうかという大きな焼き魚。豪快に出てくる。味付けはマヨネーズとおぼしきクリーム状のものがついている。あとはケチャップ。これと合わせて食べるということか。マヨネーズにしてはやや弾力がある。「タルタルソースなのかなあ、うーん、謎。」と頭の中でつぶやく。魚はもう一味あるといいなあ。「!、そうだった」行きの飛行機で出た塩とペッパーのセットをカバンに入れっぱなしにしていたのを思い出す。

パラパラとかけて塩コショウをかけて味見をするとなかなかいける。ということでツアーでご一緒した皆さまにもおすそ分け。醤油を持ってきていたら良かったかもなあ。

帰ってきてそろそろ1ヶ月が過ぎようとしている。写真を見返すと透き通った青い海は綺麗なままそこにある。青い海の素敵さが薄れることなくそのときの一瞬の風景を写真は正確に記録してくれている。色の鮮やかさが失われたりはしていない。フィルム写真ならばこうはいかなかっただろう。最近のデジカメの正確な描写力は偉大だ。ちょっと記憶が薄れていっても写真が記憶を戻してくれる。旅の記憶を美化してしまったせいじゃないだろうか、と思う。でも見返すとそこにはたしかにエメラルドグリーンの素敵な海があるのだ。

あの素敵な海とゆったりとした世界が8時間と離島へのフライトで存在しているというのはなんだか不思議な気持ちがしてくる。