「当事者の時代」佐々木俊尚著を読んで ーその3ー

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「当事者の時代」佐々木俊尚著を読んで ーその1ーを書いたあと、ご本人宛てにツイートしてみた。すると60~70年代の再評価も、本書の目的の1つというツイートを受け取ったのだった。(こんなインタラクティブな読書経験をできるなんて素敵な時代になったものです)

 

当時の学生運動の問題意識と精神は再評価されるべき、というのが本書の目的のひとつ>「もやもやとして理解できなかった1960~70年代あたりのことが時代背景とともにすっきりと整理されてくる」/ 「当事者の時代」を読んで http://bit.ly/IalAcl

https://twitter.com/#!/sasakitoshinao/status/193119043132207105

 

さて「当事者の時代」の理解を深めるために各年代の著名人を並べてみた。するともやもやしていたイメージや時代背景は少し鮮明になった。ちょっとした時代の記憶の断片や読んだ書物の点と点が線となってつながる。そしてなだらかに今につながってくる。昭和時代の描写に補助線が引かれ、曖昧な記憶が具体的な像を結びはじめ、イメージしていた全体像が一段クリアになる。

 

1950年以前

1932年 石原慎太郎(昭和7年)
1940年 立花隆
1941年 柄谷行人
1946年 猪瀬直樹
1948年 糸井重里
1949年 村上春樹

1950年代

1950年 内田樹、中沢新一、平川克美
1951年 高橋源一郎
1952年 坂本龍一
1952年 村上龍
1957年 浅田彰
1959年 宮台真司

1960年以降

1961年 佐々木俊尚
1971年 東浩紀

 

ここで列挙したのは表現活動を行なっていて、その著作を聞いたり、読んだりしたことのある人物を個人的な興味と関連付けにもとづいて並べたもの。なので然るべき人物は、人によっていろいろと変わってくるとおもいます。本書は60年代~現在にいたるまでをスコープの範囲に入れているので、こういった視点で眺めなおしてみるのも整理の一助になり新鮮でした。

 

一息の長いテキストというのはこういう著作のことをいうのだろうな、という読後感を抱きます。

 
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